イギリス大学院留学 生活日誌

20代最後の挑戦!思い出として残しとこう。

Presentation いよいよ本番

あれだけ嫌だ嫌だやりたくない、と言っていたプレゼンテーションもいよいよ発表の日になってしまいました。終わった後は解放感でいっぱい。

 

最終プレゼンテーションの課題は「Sustainable Development」についてでした。日本語に訳すと、「持続可能な開発」です。wikiによると、「将来の世代の欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させるような開発」とのこと。む、難しい。

どうやら2015年の国連総会で、2030年までの15年間で達成するべき目標が決められたようです。これは経済分野、教育分野、環境分野などの17の目標に分かれていて、それぞれに達成のためのターゲットがある、ということを最初の説明でぼんやりと理解しました。Wikiさんにもお世話になりました。

 

大学院での専攻が近いクラスメイトとペアになってプレゼン発表をする、とのことで私は以前と変わらずトルコ人の女の子とのペアです。私たちは教育を専攻するので、17個の目標の中でも「教育」の項目が課題となります。

教育分野での主な提言は、「全ての子供が質の高い初等・中等教育を受けられるようにする」というもの。この提言について、現在の達成度、国による実情、なぜ教育が必要なのか、どうすれば目標を達成できるのか、、、などなどをプレゼンに盛り込んでいきます。

 

途中で話を広げすぎて収拾がつかなくなったり、デザインやデータの見せ方でもペアの子と意見が食い違ったりと、ペアワークなりの苦労もありましたが、意見を話し合える人がいるのは私にとって有難かったです。自分だけだと間違った方向に行った時に気が付かずそのままにしたりしてしまうし、他の人の見方を知ることで勉強にもなりました。ちょこちょこ全く関係ない話で盛り上がって、時間を無駄にしたことも良い思い出です。当たり前だけど、日本と全く違っていてトルコの文化もすごく面白い!!トルコにも行ってみたいなあ。

 

プレゼン用のパワーポイントが出来上がった後は、2000wordsのessayも同時期に進めていたのでお互いに余裕がないこともあって、発表の練習は主に個人でやることに決めました。

 

私の場合は、一度話す内容を全部文章で書き起こして、ひたすら暗記します!!プレゼンが上手な人はパワーポイントのスライドを見て、その場で文章を考えたり出来るのかもしれませんが、私はまだまだそんなレベルには達していないので、暗記するしかありません。そうでもしないと、人前に立ったらパニックで頭が真っ白になってしまい、何を話せばいいのか思いつけるわけがないからです。不安な単語の発音も調べてみますが、私の話す英語のどれが合っていて、どれが間違っているのかなんて分からないので、とりあえず絶対に間違っているであろう単語だけ練習します。

 

大事な部分を強く発声したり、間を取る、などのテクニックも加点ポイントとして挙げられているのですが、やってみるとなかなか上手く出来ません。文章をすらすらと話すことと、重要な単語の前に間を空けることとを同時に出来ないんです、、、 

TEDやYoutubeで人が話しているのを聞いていると簡単そうに見えるのに、現実は非情です。あんなにも人前でイキイキと話している人たちも、見えないところでたくさん練習を積んだのかもしれませんね。

 

Pre-sesisonal コースの間、課題としてTEDの講義が挙げられることが数回ありましたが、すごく面白いし勉強になるなと再認識。英語のリスニングの勉強だけじゃなくて、内容もその道のプロが話すだけあって専門的な知識を知るきっかけになるし、今回のプレゼンテーションをする上では、話し方の参考にもなることが分かりました。どう話せば聞く人の興味を引けるのか、それは内容や構成もだけれども、話すときの空気の作り方もすごく重要になってくると思います。自分だけの空気感?というものを作れたら、やりやすいんだろうなー。すごく曖昧な表現になってしまいましたが。笑

 

ともはかくあれ、プレゼンテーション本番は無難にこなせたかと思います。内容を飛ばしてしまい、少し前後する部分もありましたが、今の自分の実力では及第点ってところです。こればっかりは、もっと場数を踏むしかないので、その時が来たらまた嫌だ嫌だやりたくない、と心臓が口から出そうな思いをしながら挑む所存です。今回はペアだったから少し心強かった分、自分一人だけで発表するとなったらどうなるんだろう。つらい。

 

今回良かったのは、自分一人だけが緊張しているわけではないと感じられたことです。他のクラスメイトの発表を見ていても、すごく緊張しているのが伝わってきたり、ちょっと失敗したりと、様々でした。人前に立つことが好きでプレゼンも上手にまとめられている人ももちろんいましたが、それはむしろ少数派で、大多数のクラスメイトは私と同じように嫌だ嫌だやりたくない、と思いながらそれでも踏ん張って人前に立っているんだと思います。恥ずかしがり屋の多い日本人だけでなく、どの国の人も変わらず人前は苦手なんだと知りました。

たまに例外で、「プレゼンとか超楽勝じゃん!適当に話せばいいだけだよ!」とかいう人もいますが、それが出来たらこんな苦労してないわけで、お願いだからただ黙って見守っていてくださいとしか言えません。

 

とりあえず、得意不得意がある中で、超不得意なプレゼンテーションなんとか終了です。